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2017年11月10日 (金)

My精神病の由来と行方

今ね、髪の横の毛を伸ばしてるんです。横に広がってた前髪を減らして、横側の前髪を後ろの毛と一緒に束ねられるよう伸ばしてるんです。それというのも、美容師さんが「えーっこんなに前髪広い人初めて見ました!普通横の毛って黒目のキワか目尻あたりから始まるんですよ、えーっえーっ!」と大げさに驚いて私を威嚇したからで、(小池栄子ほど広くないですけど)と非常に不満に思いながらもさすがに気になって、黒目のキワより外側の前髪を伸ばし始めたのです。でもさ、テレビでも電車内でも女の子の髪型観察してるけど、黒目のキワから横の毛始まってる人なんていないよ?!前髪逆に狭すぎるじゃん!ほんとにこのまま伸ばしてて大丈夫なのか?……私は人の意見に必要以上に左右されてしまうジカジョーな女子です。


で、本題。
精神疾患を負う人にはみなそれなりの原因があります。遺伝的要素だったり育った環境だったり、親の接し方だったり学校や職場での不遇だったり。原因がはっきりしない人もたくさんいるだろうし、原因がわかったからといって状況が劇的に変わるわけでもない。私の場合は何が原因だったんだろう…と考えると、片手じゃ足りないほど思いつくんです。よく私のことをサラッとだけご存知な方は「お母さんの虐待がひどかったからでしょう、だからお母さんを赦せる日が来たら病気も改善しますよ」とか「仕事で無理をしすぎたんでしょう、思いきって仕事を長期間休んで心身ともに休息を取ればよくなりますよ」とか言ってくださる。でもそれはどれもたくさんある原因の一つでしかないんです。そこだけ解決してもまだまだ足りないんです。


きっと精神疾患をもつみんながそうだと思うんです。いろんな原因が複雑に絡み合って発症したのだと。たった一つの解決容易な問題にそこまで一生を翻弄される人はいない、やっぱり病気になった原因ってそこに至る線が何本もあると思うんですよ。だからこそ精神科の診断は難しいんだし、精神科の治療は試行錯誤の連続。ウイルスや細菌みたいな感染経路や病気の悪玉がはっきりしてればいいんだけど、そこがうまく説明できないから困ってるんです。人間の脳は宇宙にも例えられるほど複雑で機能的で、だから何かの周期がちょっと狂ったり、地軸がちょっとずれたり、科学ではまだ未解明な天変地異が起きたりすると宇宙はたちまち崩壊しそうになるんです。今の精神科医療はまだまだ脳という宇宙の玄関をやっとノックし始めたようなもので、肝心なことは結局何もわかってない、とも思うんです。


私の脳がショートし始めた理由は片手では数えきれないと言ったけど、その中には絶対に人に話せないような理由もあります。絶対に、というより打ち明けるなら相当人を選ばないととても話せないような。そして一旦話してしまったら自分の脳の崩壊が加速しそうで、だから話せないような理由もあります。2分診察の医師には永遠に話せないでしょうし、カウンセラーをつけてもらったところでやっぱり話せないと思うんです。「自分をさらけ出して」「過去と向き合うことを恐れないで」って言うのは簡単ですけどね、今かろうじて保っている宇宙の均衡を自らぶっ壊しにはいけません。そういう人、案外多いんじゃないかしら。病気の原因は自分ではわかっているんだけど、それを表に出せない人。治療に前向きでない、とか医療に非協力的だ、とか言いたい人には言わせとくしかないくらい、深い深い傷が脳にあるんだからそれを触りに来ないでほしい。


My精神病の由来と行方。
私には行方は分かり得ない。行方が知れたらいいのに。同じように病気の原因が人には言えない理由で、それゆえに苦しんでる人に言いたい。無理やり傷口をひらかなくてもいいはずよ、と。少なくとも私はそうしないよ。だから病気は治らないかもしれないけど、でもだからこそそれ以上広がらない傷でもあるんだ。


言えないってつらいよ。
でも言わされるのはもっとつらいよ。
言って否定されたらもっともっとつらいよ。


だから大丈夫。
あなたの宇宙の平和のために、
喋らないっていう戦略もある。



AZU

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